平成20年10月26日(日)、前日泊まった天童温泉「松伯亭あづま荘」から 国道48号線で作並温泉へ向かい、さらにそこから約10kmほど行ったところを左折 大きくカーブした曲がり角に3〜4台停まれる駐車スペースがあり、 カードミラーの先を進んでいくと… つっかけでも歩ける踏み固められた道があり… カーブミラーからわずか2分程度であっ! タイルの浴槽だけが残った廃墟の湯が見えてきました 浴槽の先は急な崖で、落っこたら止まることなく川に転落しちゃう危険地帯です ここは以前は宮城郡上愛子村(かみあやしむら)と言い、今は仙台市青葉区内となりました 昭和25年に赤生木温泉「町民憩いの家」として開業しましたが、平成元年に閉鎖 スペースから考えて宿泊施設ではなく、簡素な町民のための共同浴場的なものだったのでしょう? 建物を意図的に壊したのか、地滑り等で壊れたかは定かではありませんが タイル張りの浴槽だけが今でも残って、知る人ぞ知る「廃墟の湯」となっています 周りを見渡しても、浴槽が一つしか見当たらないので「憩いの家」も内湯混浴だったのでは??? 湯口からジャンジャン出てる綺麗なお湯は無色透明で38〜39℃くらい 外気温で湯船の温度はドンドン下がって、湯口の反対側はこの時期結構ぬるい(>.<) でも天気のいい5月〜10月なら、長湯できる一番好きな温度だな〜 「廃墟の湯」といえば、青森の田代元湯が有名だけど、田代よりずっとず〜っと綺麗! 温泉が下から湧いているのでなく、左側の石が積んであるところからパイプで大量のお湯が出てるため 底にこそは枯葉が溜まっているけど、上のほうはずっごく綺麗で お清めは湯口から洗面器でお湯を汲んで、綺麗に洗い流すことができるのでとても助かります 地元にこのお湯を守る方がいて、定期的にお湯を抜いてお掃除もしてくださるそうです 周りにゴミ一つ落ちてなくて、本当に素晴らしい環境でした こういう歩きが少ない野湯だと、テントを張って野宿する人らも出てくると思いますが キャンプすると、どうしても拾え切れないゴミが出る場合がありますので ここは純粋に温泉を楽しむだけにして、荒らさないよう大事に大事にありがたく利用させてもらいましょう 仙台市を走りながら、青葉城恋唄の「広瀬川」ってどこだろうね〜?って話していて 家に帰ってから調べたら、なんとなんとこの廃墟の湯の横を流れてる川が「広瀬川」と判明! 橋の上から野湯を撮ろうと車の中から撮ったこの写真がなんと「広瀬川」 知ってたら、しっかり車から降りてアングル考えながら撮るんだった〜〜〜〜 ♪広瀬川〜流れる岸辺 想い出は帰らず 早瀬躍る光に 揺れていた君の瞳ぃ〜 時はめぐり また夏が来て あの日と同じ 流れの岸 瀬音ゆかしき 杜の都 あの人は もぉいな〜い♪ |