平成17年9月10日(土)、歩いてしか行けない温泉、第?段として新潟県「赤湯温泉」に挑戦することに! 湯俣温泉や本沢温泉とは比べ物にならないほど厳しいとのことで山口館での一泊二日コースで行きました 上越インターからR253でショートカットして六日町に出て、R17を南下し、苗場スキー場へ… 苗場プリンスホテル前から車乗入れ可能なゲートまで約15分強(12分間ダート道で崖っぷち多し) 日本百名山の苗場山(2145m)の登山ルートの途中にある赤湯温泉まで歩いて2時間 苗場山へは赤湯からさらに4時間かかるので山口館は登山客の中継山小屋として重宝がられています 冬季閉鎖で営業期間はGWから11月初めくらいまで
仕事の疲れとストレスと日頃の運動不足に不摂生(カップラーメンやタバコ)でくたばりやすくなっているので 「赤湯までへこたれずに登れるかなぁ〜」と不安で荷物は極力きよちゃんに持ってもらって 軽〜い布素材のリュックに昼食の菓子パンとソーセージとお菓子少々だけ詰めて登ることにしました その分、きよちゃんのリュックは縦横ともにパンパンでずっしり重たくなってしまいました(^^;;
平坦な道は少なく、昇り降りの連続で足元も悪く標高差もあったけど案外疲れなかったのは ダラダラ歩きでなかったので、そこらじゅうで気合が入りメリハリがついたのと 約10分間隔に「あと何分」と表示が出ていたので、あと何分で休憩しようとか、あと何分で到着だ〜と 先が見える登山だったからかも知れません そして最初の広い道以外はずっと陽が射さなかったのと、荷物が軽かったのと 今回初めてしっかりとした登山靴(トレッキングシューズかな?)を履いていったのと 登山用の杖を持っていったからだと思います(杖は楽だわぁ〜) それになんといっても女性の特権で、自分のペースで歩き、自分の休みたい時に休憩させてもらったからかな(*^o^*) 帰りはずっと雨が降り続いていたけど合羽は着なかったのであまり汗もかかず 途中2回5分程度の休憩を取り、ジャスト2時間でゲートまで降りてくることができました そして何故か筋肉痛も疲労もなし!(赤湯温泉効果か!?) みなさんも赤湯に行かれる際は万全な登山用具と体調を整えて挑戦してみてください
一番有名な混浴露天風呂「玉子湯」 奥から源泉が湧き出しているため、一番奥は46℃くらい、真ん中で44℃くらい、手前で41℃くらいかな? 川にも降りれますが、激流で心臓麻痺起こすほど冷たいので要注意! 各風呂場に洗面器は1個だけしか置いてなく、もちろんカラン・シャワーもありません 基本的には石鹸シャンプーの利用はできません 鉄分を含んだ塩味のする温泉は名前の通り、赤みを帯びていて浸かるとあまり体も透けません でも、奥が熱いのでほとんどの人が出入口である手前にどうしても居てしまいます… 女性が入ってくるからと奥に行きたくても熱くって行けないのです(>.<) 混浴慣れしていない人は日中は入り難いので宿泊してあんどんの灯りの元で入るのをお薦めします 一泊二食付き7500円(税込)は本当の山小屋より安くって温泉があるだけ超お得感があります 今回泊まったのは別館で部屋は1階2階に2部屋ずつ(広い畳敷きに濡れ縁付き) 夏休みや紅葉の時期は山小屋並みに多くの利用者がいて、男女別の相部屋なのでしょうが 今回16帖くらいありそうな部屋を私たちのグループで貸切利用させて頂けました(寝巻きは持参のこと) 部屋の灯りはランプのみで5時頃に宿のおじさんがアルコール満タンにしてぶら下げにきてくれます 夜、灯りを絞って使えば朝の9時くらいまでは一日中ほんのりと灯りが点いています 露天風呂には廊下に並んでいるあんどんを利用しますが、やっぱり暗いので懐中電灯併用がお薦め もちろん、洗面所・トイレは共同で本館と別館に一箇所ずつあります トイレは簡易水洗でチョロっと水が流れます(トイレットペーパー付き) チェックイン・チェックアウトは特に決まっていませんが、消灯は9時! なかなか9時に寝れるものではないけど、出発の早い登山客もいるので部屋では静かに、静かに… また、安普請の小屋なので体重70キロ以上の人は普通に歩くと相当響いて揺れますっ! 他人さまと一緒の小屋ですから、つま先で歩くようにそ〜っと、そぉ〜っと歩きましょう 食事はログハウス調の本館の高い吹き抜け(普通の4階分くらいありそう)の食堂で一斉に頂きます 夕食は6時、朝食は7時から 山菜と露天風呂の横にある畑で取れた野菜がメインでどれも冷たーーいです でも熱々の白ご飯と味噌汁はお替り自由ですっごく美味しかったです\(^O^)/ ビールは350の缶ビールのみで500円 氷室のような「天然クーラー室」で冷やしてある程度なのでギンギンに冷えてはいません 2時間の山登りの後にキュ〜っと冷たいビールが飲みたい方は重くってもアイスBOXで持ってきたほうがいいかも でもこんな大変な山奥にあるため、宿のご主人が週一回、40キロほどのリュックをしょって 買出しに1時間40分かけて往復するそうです(超重たいガスボンベや米はヘリコプターで運ぶらしい?) テレビも電話もなく、どうもおばあちゃんと二人だけ??? 後継者っているのかな〜?どちらかが倒れたら山口館はどうなるんだろ??? 宿の方に負担をかけないようにゴミは持ち帰り、部屋や共同部分も綺麗に使いましょうね |
「玉子湯」よりさらに赤みが強い河原の野湯 どこから入ろうかな〜と思案するような広い、広〜〜い野湯でした 底は砂地で、足がめり込む箇所もあり、その砂の中が熱い箇所もあり ちょっと恐そる恐そるだけど全体の温度はぬるめで長湯ができます 大きな岩の下は結構深くって、腰のあたりまできますが、底なし沼って感じではないので十分楽しめます 無料で入れるけど砂が体中に着くので、ここはやっぱり山口館でお清めが必要ですね |