平成17年7月16日(土)、歩いてしか行けない温泉、第?段として長野県「湯俣温泉」に挑戦することに! 歩いて2時間半かかるけど、晴嵐荘の食事はイマイチらしいので日帰りで往復コースにしたため 出発は午前3時40分…魚津インターから糸魚川インターまで高速を使い、その後はR147を南下し 信濃大町駅から高瀬川沿いに葛温泉〜七倉ダムへと走らせ、集合場所の七倉ダムに6時に到着 一般車両乗入れはこの七倉ダム駐車場までで、100台は停められそうな広い広い駐車場が整備されています 唯一の建物は「七倉山荘」で売店・自販機・トイレ・お風呂などがあり、湯俣温泉や高瀬ダム散策の拠点となっています ここから約10分(約9キロ先)タクシーなら高瀬ダムまで乗入れられるので迷わずタクシーを利用 日本一高い(堤高176m)中央遮水壁型のロックフィルダムの九十九折りを登るのは相当キツいので ほとんどの人はタクシーを利用するようです(片道1990円=4人で相乗りしたので一人当たり500円) 自転車やバイクでも行けそうなんだけどゲートで厳しいチェックがあり、自転車を担いできても無駄です 東京電力が管理する七倉ダム→高瀬ダムの道はもちろん一本道だけど監視カメラがあちこちにセットされ 走行速度など厳しく定めてあるため、タクシーの運ちゃんも時速30キロ程度ですっごくゆっくり進むし 見通しのいい「止まれ」の標識にもしっかり止まって真面目な運転をしますが、料金定額ならまぁ〜いっか〜
2時間半と歩く行程は長いけど、関係車両なら入れるというキッチリと整備された道幅の広い平坦な道が1時間と 本格的な登山の格好だとかえって浮くような簡単〜〜な道でした(普通のズックでもOK) 最初のトンネルは1キロはあるんじゃないか?と思うほど長いトンネルで耳が痛くなるほど寒かったです 半袖シャツだったら寒すぎて堪えるかもしれません(朝早かったからかな〜?) 途中、崖崩れのため道が陥没しロープで登り降りしましたが、この時点でアルミの板や円柱が置いてあったので すでに新しい橋が補強されていると思います ドキドキワクワクするような箇所はここだけだったので直した今は、山登りには単調すぎるコースでしょう 実際“登る”箇所はなく、ただダラダラと息も乱れず距離を稼いでくって感じです 簡単なトレッキングコースで子供でも年配者でも運動不足の人でも十分行って来いできると思います
晴嵐荘からは冒険心をくすぐられるような楽しい(?)道が続きます 晴嵐荘への吊橋を渡らず、そのまま真っ直ぐ進み、もう1つの吊橋を渡り…崖を降り…川の中をジャブジャブと… 約30分ほどで野湯のある河原に到着です(水流が少なければ20分くらいで行けそうです) 蒸気で写真の一部が白くなっているほど、高温の温泉が湧き出ています 川の水と巧く調合している箇所を見つけてさっそく念願の入浴\(^O^)/ ジッとしていると脇から火傷しそうなお湯が出てくるので、常に手で攪拌しながらの入浴です 大きな岩の下は温度もぬるく、若干深さもありこっとり腰を下ろすことができました 自分たちで石をどかしたり積み上げたりして、my露天風呂を楽しみます 川の流れが穏やかなら対岸に渡ると噴湯丘があり、噴湯丘の回りでも野湯がいっぱいあるそうです 今回は数日間に渡る大雨のせいで、水流が多く流れも早いので諦めました(>.<) それでもこの野湯でさえ、一時は「ここまで来てダメかぁ〜」と諦めかけていたので 片方の河原だけだったけど数箇所の野湯に入れて3時間かけて来た甲斐がありました\(^O^)/ 少し上流には湯溜まりが3箇所あり、お湯の色も晴嵐荘と同じ綺麗な青色をしていました 川の水が流れ込んでいる訳ではないのに、こちらのほうがぬるくって入りやすい温度でしたが 湯溜まりだけあって底から積拙物がフワァ〜と舞い上がってくるし、浮遊物も多いし…(>.<) やっぱり川の水を混じった川と一体化したトコのほうが綺麗で気分も最高〜〜〜♪ |
吊橋と簡易橋(手摺りなし)を渡ると湯俣温泉の一軒宿「晴嵐荘」に到着です 雑魚寝の部屋も有れば、両脇に二段ベットの部屋もあり、完璧山小屋です トイレにはトイレットペーパーがありませんので、お泊まりの方も立ち寄りの方のティッシュを忘れずに! 見事なほどの綺麗な青色の硫黄泉 建物の一番奥にある男女別内湯は4,5人でいっぱいになりそうなこじんまりとした大きさですが 洗い場はそれなりに広く、山小屋なのに石鹸・シャンプーの利用OKです お湯の温度も適温で3時間の歩きと河原の野湯のお清めにピッタシ!(^^)! 右の写真は宿の前にある源泉溜池で超〜激熱!ここから自然に冷ました温泉が露天風呂へと注がれます 晴嵐荘の営業閉鎖時期なら露天風呂は無料で入ることができ、回りにキャンプに適した広場もあります 晴嵐荘の混浴露天風呂は先日の大雨で土砂に埋まって入れないと宿のご主人に言われ 「残念(>.<)」と、自分の目で確認もせず、何故かすんなりと諦めて先に昼食と内湯を済ませてしまいました 帰りに写真だけでも撮って行こう〜と埋まったという露天風呂を見に行くと… ΣΣ┗(|||`□´|||;;)┛ガーン!!お湯あるじゃん!適温じゃん!十分入れるじゃん!と 先に確かめなかった自分に後悔、後悔、ショック☆<( ̄□ ̄;)>☆ショック 内湯でお清めが済んでいたけど、砂だらけになってもここで入っておかなければあまりに行程が長い… で、呆れる3人を尻目に私だけお義理だけどちょこっと入ることに… 足を踏み入れたとたん、底に溜まった砂というか泥というかズボズボと沈み、砂が舞い上がる… 綺麗に澄んでた露天風呂があっという間に泥色になったけど、湯俣制覇で満足、満足\(^O^)/ 確かに一般人は入らないと思う…(脱衣場もなし) 宿の方も入浴料を取った場合、こんな泥砂だらけの露天風呂じゃ薦められないと思う… でも私は修行の身で一般人とは違うので、どんなところでも混浴とならば、入っちゃいます! 高瀬ダムでタクシーの予約をしていなければ、もう一度内湯に入って砂を洗い流せたのになぁ〜 帰りは“名無し小屋”で5分ほど休憩しただけで一気に2時間半かけて戻ってきました 平坦な道とはいえど、往復で5時間、野湯散策で2時間(晴嵐荘で1時間)と所要時間8時間で 足はガクガクになり、太もも筋肉痛になってしまいました 今回は夏ながら気温が25度以下と低めで小雨が時より降る曇り空だったため比較的楽に行くことができました 湯俣温泉に行かれるなら蒸し暑い時期を外せば、距離は気にしないでピクニック気分で出掛けられると思います |