平成20年11月の土曜日、秋の長雨の中、この日だけ晴れマークに変わったので 急遽、掲示板で仲間を募って6人で妙高の野湯探検に行きました 上信越道・中郷インターから国道18号で妙高・長野方面へ5分ほど南下し [関・燕温泉→]の標識がある交差点を右折し、妙高高原公園線(県道39号)を登っていきます 前日までずっと雨の日が続いていたので、よくここまで晴れたな〜と感激するほどの雲ひとつない青空! 標高1,100mの燕温泉はすでに紅葉も終わりがけだったけど、気温も15℃はありそうなポカポカの秋晴れ\(^o^)/ 燕温泉の駐車場に車を停めて(公衆トイレ有り)、10時25分からさっそく急坂の温泉街を登っていきます 約200mほどの温泉街を登りきると、[真っ直ぐが河原の湯]、[左が黄金の湯]の分かれ道になりますが 称明滝に行くには[黄金の湯]の前を通って行きます [黄金の湯]を過ぎると、[真っ直ぐが惣滝が見れる展望台]、[左が妙高山への登山口]と分かれてて 左の妙高山への登山口のほうへと登って行きます 日本百名山の一つである標高2,454mの妙高山には、ここからスタートする天狗平コースと [河原の湯]からスタートする大倉沢コースとありますが、大倉沢コースを選択する人が多いようです 途中、関係車両はずっと車で来れるじゃん…と山道でなく車道をくねくねと登ります 早くも額に汗が滲みだし、上着を脱いで、来なきゃよかった…と後悔が………… とにかく最終リフトの最後の支柱(5本目)のところまで、延々と登ります ここで、車道と人ひとりの幅しかない山道に別れます(ここまで駐車場から30分くらい) 山道のほうにはペンキで[20]って数字が書いてありました 進むと[19]、[18]、[17]……[3]、[2]、[1]とず〜と書いてあります??? たぶん赤倉温泉源泉小屋までのタイム(分)かな〜?と思われます????? 足元はしっかり1m幅のコンクリート敷きになってるので、歩きやすいですが 片方は断崖絶壁で、落ちたら途中止まることなく下の川まで転がり落ちてくだろうほどの崖です!! 高所恐怖症の人は、下覗いたら足がすくむだろうな〜と思われる怖い箇所がいっぱい!!! コンクリートが濡れてる時や、暗い時間は細心の注意が必要です!!!! 雪や霜の時期は滑って足を踏み外すと大変危険なので絶対に行かないようにしてください!!!!! コンクリートに書かれた数字通り、登山道入口から20分で[赤倉温泉源泉小屋]に到着!!! あちこちにブルーシートが置かれていて、湯気があがってる箇所もあったけどお湯はなし… 小屋の裏側(川のほう)に立派な石造りの湯舟もあったけどお湯はなし… ネットでも「行ってみたけど空っぽだった」という報告が多いけど、夏場だけしか溜めてないのかな〜??? 燕温泉の源泉はここより20mほど下にあるそうで、ここは看板通り[赤倉温泉]にだけ引湯してる管理小屋です でも、今回の目的は源泉小屋のさらに先にある称明滝の滝壺に湧く温泉目当てなので 小屋の周辺を一回りして、すぐに上を目指しますが・・・・・・・・ ここからが超〜急坂!! すっごくキツい!!! [赤倉温泉源泉小屋]から、歩くこと3分くらいで滝が見えてきます 下が[光明滝]で、上が[称明滝] この二つの滝の間に登山道がある訳でして、[落差30mの光明滝]の滝壺にはとても降りれません [赤倉温泉源泉小屋]から5分くらいのこの地点からのみ、二つの滝のツーショットが撮れます [称明滝]の手前で、ずっとコンクリートの打たれた道が終わり ここから左側のほうへ向かうと、妙高山への本格的な山道が始まりますが [称明滝]へは、そのまま真っ直ぐ沢沿いに進み、一回沢を渡ります(簡単に飛び石に乗って) [光明滝]を通り過ぎて、5分ほどで[称明滝]の滝壺に到着です!!!(小屋からは10分) [称明滝]の落差は約50m 流れ落ちる滝にも温泉成分が含まれているので、滝全体が赤くなっています 滝の右側の岩盤から温泉パイプが出ていて、手を浸けるとほんのり温かい で、スコップで少し掘り下げて、石で滝の冷水が流れ込まないよう堰き止めて 滝壺の露天風呂完成!!! 白濁した色は温泉成分というよりも…泥、泥、泥 底にも枯葉や訳わかんない沈殿物がいっぱい。・゜゜・(>_<;)・゜゜・。 最初はぬるかったけど、底からもぷくぷく熱い源泉が湧いて出ているから ジッとしてると、アッチッチ状態になるんで時々かき混ぜてると、次第に38〜40度くらいの適温に\(^o^)/ 早朝以外はずっと太陽が当たらない場所なのと、滝のしぶきが当たって半身浴では寒くて 泥ドロ〜と思いつつも、肩までこっとり長い間浸かっていました 夏場だったら、石で堰き止めなくても滝壺全体で滝修行できるかも??? 長い年月で滝の水圧による窪みもあって、ちょうどお座りできるようになってました |
称明滝の10mほど手前に平成20年の秋、有志により露天風呂が作られた…との 情報をもとに行ってみたのですが、露天風呂はあったけどお湯がない(>.<) 近くのブルーシートをどかして、源泉槽のホースを周りに転がっていたパイプ等を利用して 連結して、連結して、露天風呂に流し込み、ずーーっと溜まるのを待つことに… パイプから注ぐ温泉は見た目には無色透明! 湯舟が白濁してるのは、源泉槽に沈殿している湯の花を洗面器2杯投入したからです 湯上りのお清めはパイプから直接、洗面器にとって浴びれば十分、綺麗♪綺麗♪ 20cmくらい溜まった時点で早々と浸かって、浸かりながら掛け流し状態になるまで待ちましたが 湯舟一杯になるまで約2時間 パイプのお湯を直接、洗面器にとって浴びると「アッチ、アッチッチ〜」ですが 露天風呂のほうは外気温でどんどん冷めていくので37〜39度くらいの超〜適温\(^o^)/ 最近できたばかりの露天風呂だけど、夏場は常時お湯が溜まってるかも??? でも熱すぎて入れないそうなのでバケツ持参して、川の水を汲んで湯温を下げないといけないかも??? 称明滝の野湯に行く際は、登山用杖・洗面器・バケツ・スコップが必需品ですね! 称明滝に到着したなりは、露天風呂も空っぽ、滝壺もほんのり温かいだけで 約30分間は全員、愕然として諦めモードに入っていたけど みんなの協力で2箇所の野湯作りに成功し、1時間の山登りが無駄にならなくて大満足! 帰りはオール下りなんで、タッタッタと駆け下りてきて なんと[黄金の湯]まで30分で戻ってこれました その代わり、翌日の太ももの痛いこと…痛いこと…(>.<) 河原の湯・黄金の湯の詳細ページはこちらをご覧ください |