![]() ![]() ![]() ![]() 山中温泉は総湯「菊の湯」や、こじんまりとした懐石料理が自慢の宿に人気が集まり バブル時に全盛を誇った大型ホテル形式の宿はだいぶ潰れてしまいました その中で山中温泉街でも一番奥にある花つばきは起死回生を狙って平成15年3月1日に 湯浴み着を男女ともに着用して入る混浴野天風呂をオープン!!!!! 訪れたのは平成15年7月12日の土曜日午後2時過ぎ 外来入浴の時間は午後3時まででしたが、3時までに入館すればよいらしくってお宿の方に 「ごゆっくり〜〜」と丁寧に3箇所にあるお風呂の説明をして頂きました ![]() ![]() ロビーから真っ直ぐ進むと左側に露天風呂へ行くエレベーターがあります (ロビーが2階で露天風呂は1階にあります) 男女別の内湯付き露天風呂で男性専用が「椿の湯」、 女性専用が「紅の湯」と名付けられ、平成12年8月増設されました 男女とも同じ作りで露天風呂には屋根が付いていて雨雪の日でものんびり浸かれます 眼下にはこおろぎ橋、鶴仙渓で有名な渓谷が望めます ここは天然の特殊な鉱石と活性炭を使用したハーモニーエ法を使用して効用を高めています (詳しくは花つばき公式ホームページをご覧ください) ![]() ![]() ロビーから延々真っ直ぐ進み、長い階段を降りると大浴場があります(露天風呂なし) 写真左が女性大浴場「羽衣」、写真右が男性大浴場「玉霞」でサウナ・水風呂付付き 片面総ガラスで自然との一体化の中、四季折々の自然美を眺めての湯浴が楽しめます 以前の慰安旅行全盛の名残りか、男性専用風呂のほうが完璧に大きいというパターン ![]() ![]() ![]() ![]() 白いピアノや喫茶コーナーがあるロビーの横に混浴野天風呂へ行く通路があります 館内の階段をだいぶ降りると写真中央の下駄箱があり、いろんなタイプの草履が用意されています 外履きに履き替えて木の階段を20段ほど降りると裏庭に出ます そこからさらに石畳の階段を相当〜相当〜延々と降りて行きます 混浴野天風呂の利用は午前6時から午後10時までで夜中は利用できません 写真右のように屋根は付いていますが雨雪が降ると歩きにくそうだし 帰りも相当きつくって息があがって……足腰の悪い人には辛い階段です ※再来の際は下駄箱までのエレベーターは増設されていましたが石段はそのまま ![]() ![]() ![]() 階段をやっと降り終えると白木造りの湯小屋があり男女別の脱衣場となっています。 写真右の飲泉所は混浴ゾーンにあり、源泉は思いのほかぬるかったです(20度くらい??) (この脱衣場にトイレもありますのでご安心くださいね〜) ![]() ![]() ![]() 脱衣場を出ると女性専用露天風呂が2つありますが、ここは湯浴み着は必要ありません 説明によると女性専用露天風呂が2つ、男性専用露天風呂が1つ、混浴露天風呂が12個 男性専用露天風呂は男性脱衣場から出てすぐの上のほうにあります(写真右) 実際何も書いてないので女性も普通〜〜〜に浸かっていましたが…… 女性専用露天風呂は写真左のように赤い「ゆ」ののれんの中にあり、男性は覗けません 女性専用露天風呂から出てすぐに深さ1m【立湯】があります そして背の高い杉の木の下に湯畑風に白木の湯壷が5つ点在しています お湯の温度は1,2度違う程度の43〜41度でした 宿泊のお客さんが続々入ってきましたが、ひとつの湯壷にグループで浸かる…といった具合で 湯浴み着を付けているといえど別のグループが浸かっている湯壷には遠慮して浸からないという状況 もっと温度差をつけて熱湯、ぬる湯とあれば露天風呂で他のグループとも世間話もできるのにな〜 ![]() ![]() ![]() これが問題の湯浴み着です(笑) 脱衣場で若い女性グループが「どうやって着るんだろう??」って浴衣の上から試行錯誤していましたが バスタオルのように胸に巻いて上のボタンを自分の胴回りに合わせて一箇所留めます そして胸の下に斜めにいくつか付いているボタンをポチポチと3,4箇所留めます (ゆるく留めるとお湯に浸かって水分を含み重たくなった湯浴み着がズレてきますので若干キツめに巻いたほうがいいです) ![]() ![]() 着物と逆で右前になり、裾のほうに「山中温泉 花つばき」と黄色いロゴが入っています この湯浴み着は新平湯温泉にある奥飛騨ガーデンホテル焼岳とまったく同じものでした ロゴも同じ黄色で同じ場所に書いてあり、入浴料も同じ2000円…経営者が同じなのかな〜と思いましたが違うようです? 花つばきの姉妹館は夏油温泉観光ホテル(入湯済み)や花巻の美翠館、秋保温泉の蘭亭(宿泊済み)だそうです 照明はご覧のような風情あるランタン調(^o^)午後10時までしか利用できないなんてもったいな〜い! 敷地内から毎分526リットルの源泉が湧き出しているそうでどの湯壷にもお湯が並々と… 屋根はまったくありませんが大きな杉の木が木陰を作ってくれて陽射しの強い日でも涼しいそうです ![]() ![]() こちらが深さ1メートルの立湯です。ちょうどウエストのくらいの水位でしょうか? これだけお湯に浸かっていても気温が20度以上あれば数分で湯浴み着は乾いてきます 湯壷からあがった直後でもバスタオルのように裾からポタポタ水滴が落ちることもありません とっても不思議な生地で、きっとこの湯浴み着が高いので入浴料も2000円と高いのでしょう… この手の湯浴み着を混浴があるお宿は売店で売ればいいのにな〜 家でお風呂上がりに使うのにも便利そうです(バスタオルのようにハラリ〜と肌けることがないので) ![]() ![]() ![]() 湯畑の一段上にある男性専用らしき露天風呂 縁の上に立とうとすると平均台のようで怖い…落こったら…高さが2メートルくらいあるでしょうか? 写真右に小さい子供が写ってますが、お子様は湯浴み着なしで利用できます(あたり前か…) 家族連れ…特に三世代での家族旅行のグループが多かったようです 完全な混浴では恥ずかしい、貸切風呂では小さすぎるという不満がここでは解消されそうです 慰安旅行っぽいグループもいましたが、男女共に湯着着用なので違和感なく同僚とも入れるみたい 2時から6時まで温泉を楽しみましたが、ここまで流行っている温泉宿は珍しいです!! 条例で新しく混浴は作れないそうですが、このように湯浴み着使用なら混浴にすることは可能なようです これからも敷地がでかい温泉宿はこのシステムを取り入れれば集客増員が見込めそうですね 湯浴み着着用は邪道と思われるかも知れませんが混浴が初めての女性には最適なロケーションです 寒い時期は湯浴み着で移動すると体がすぐに冷えるので春から秋がお薦めです 露天風呂の回りにはモミジの木がたくさんあり紅葉の季節はとっても綺麗でしょう〜 一泊二食付きで平日18,000円、休前日23,000円(二名一部屋の場合)ですが 混浴だと口コミであっという間に噂が広がり宿泊予約も急増しているそうです ![]()
2012年7月29日、二人一部屋一泊二食付き12,600円で宿泊 9年前は2万円前後していたのに随分お安くなりました 生ビール1杯付き10,500円のプランもあるけど大広間での食事のため 2,100円UPで朝夕お部屋食のこちらのプランにしました ![]() ![]() チェックイン14時、チェックアウト11時で お部屋は広い内玄関+踏み込みに洗面所・バス・温水便座トイレ付き 12.5畳+縁側のとっても広い部屋でした(花つばきにはこれより狭い部屋はない) 真下にはプールもあり、夏は家族連れで賑わっています 液晶テレビ、沸くポット、冷水ポット、自由に使える冷蔵庫、 浴衣、バスタオル、豊富なアメニティと安くても素晴らしい設備です ![]() ![]() ![]() 夕食は6時or6時半、12,600円でお部屋食&お品書き付きは嬉しい!!!!! 最初に5品出ていて、その後温かいものは温かいうちにと次々と運ばれます お酒飲まないので、この手の出し方の旅館のほうが好きだな(*^^)v 朝食も時間が選べて、お部屋出ししてくれます 派手な食材はないけど、品数もあり十分満足いくお料理でした
![]() ![]() ![]() 館内いたる処に宿名にあやかって椿をモチーフにした小物や飾りがあり 仲居さんも和服で接待と、この金額ながら上等のサービスで大満足!!!!! このプランにはロビーでいつでも使えるコーヒー券サービス付きで さらにチェックアウトの際に5円玉付きのストラップまで粗品で頂きました (チェックインの時は浴衣が当たる福引サービスもあり…もち外れたけど) ![]() ![]() ただ相変わらず熱い!!!熱過ぎる!!!!!! 自噴といえ地下1000m掘ってるのだから加熱してあります このくそ暑い夏にガンガン加熱して、どこのお風呂も41〜43℃くらいある!!!!! 特に野天風呂はいくつも湯壷があるんだから源泉浴槽や人肌浴槽など 湯温をそれぞれ変えてくれれば熱湯好きもぬる湯好きも納得できるのに…… 金額が安かったのは夏だから?????と勘ぐるぐらい(アブはまだ発生してませんでした) 野天風呂や大浴場へのアプローチも遠くて 足腰丈夫な人向けの春&秋向きの温泉です |