井栗谷温泉     ◆寺尾温泉◆



宿泊Room
和室12畳+通し間+広縁
トイレ、洗面所、バス付き


富山県砺波市井栗谷1513
北陸自動車道:砺波インターから車で15分
JR北陸本線・高岡駅からJR城端線乗り換え砺波駅から15分


大自然に囲まれた
    旅情の宿寺尾温泉

開湯天保2年
5つの日本一を誇る、大岩風呂
寺尾温泉の公式ホームページ

平成15年5月8日(木曜日)
2名一部屋・15,000円

外来入浴不可




    

以前からよく寺尾温泉の上にある夢の平展望台(庄川と散居村が見渡せてコスモス畑で有名)に行っていて
看板の「5つの日本一の大岩風呂」という文字に惹かれていました
混浴露天風呂があるらしいという情報も得ていたのですが、外来入浴不可とのことで思い切ってお泊まりに行きました
玄関にはしっかりと「入浴のみはお断り致します」とデカデカと看板が…
ロビーのソファーはちょっと古くさいけど、さすが広いロビーでした
入口には熊やイノシシの剥製がたくさん並んでいて、よく観光スポットにあるような記念撮影ができる広場になっていました

      
宿泊は平日の木曜日
このデカいお宿にお客さまはたった4人…建物が大きいだけあってかえって不気味です(ーー;)
お部屋は別館の2階で12畳の和室と入口に3畳の通し間
バス・トイレ・冷蔵庫・テレビ付きで一泊二食15,000円のお部屋でした。
お茶受けには和菓子とふき味噌と漬物(サンプル程度)
8階建てで6〜8階に何故かゲートボール場が6面もあるという、もしかして老人向けのお宿???



  

食事はお部屋食で山の温泉とはいっても氷見漁港まで1時間ほどなので海の幸がメイン
牡蠣のどて鍋や渡り蟹やエビの天婦羅、ブリやイカや甘海老の刺身、牛肉のサイコロ焼き、焼き魚、
富山名物ほたるいかとあわびのスライスとカニ足の酢味噌和え、うなぎや茶そばも出ました
ご飯は地物の竹の子釜飯(^o^)最後にデザートとしてイチゴとオレンジのフルーツが少し出ました

朝ご飯はお隣の部屋が空いているので、そちらに用意してくれました
夜が豪華な割りにはありきたりな料理でしたね(^^;;

バイ具、海老などの付き出し 穴子と春の香の炊き上げ お刺身5種盛り 蟹・海老の天ぷら
牡蠣のバター焼き カニ足、あわび、焼き魚など 晩ご飯完食! 朝ご飯も完食!



    

地下一階がお風呂ゾーン
エレベーターを降りたら目の前に「臥竜殿」の立派な入口が!
混浴という噂は間違いで男女別時間交代制になっていました。脱衣場は見事なくらいの大きさでちょっとビックリ!
熱海や鬼怒川といった有名どころの温泉ホテル並みの大きさがこんな小さな町の温泉にあるとは!
女性 朝4時〜6時
男性 朝6時〜12時
女性 12時〜17時
男性 17時〜20時
女性 20時〜22時
男性 22時〜23時
交代の時間20分前からやたらでっかい音で「まもなく交代の時間です〜」と放送が流れます(ーー;)
コンクリート作りなので音が割れて何を言ってるかハッキリわからないくらい大きな音でちょっと興ざめで不満…


  

渡り廊下で本館に行くと男女別の内湯があります
これまた脱衣場は大岩風呂ほどではありませんが結構大きいほうでしたね^^
男性内湯のほうが大きくて長方形の大理石の湯壷で、女性内湯は黄金風呂と名付けられていてS字型になっていました
お湯は若干、洗い場に流れている程度でお湯の温度は高めで、長く浸かっていられませんでした(ーー;)
本館の内湯も別館の大岩風呂も露天風呂も夜の23時までしか入浴はできません

  

さてさて、これが5つの日本一という大岩風呂の「大湯仙臥竜殿」
とにかくお風呂のドアを開けたらも〜〜〜〜圧倒ものでした!湯壷も広いけど蛇口が並んでる洗い場も広い!
そして通路が広すぎるぅぅぅ〜〜〜〜通路に木のベンチがいくつか置いてありました

1、日本一の広さ317坪1000平方メートル
2、自然石の使用量日本一、11,000トン
3、床に使用している大理石の1枚の大きさが日本一
4、露天風呂に設置の自然石の灯篭の大きさが日本一(高さ7メートル、重量75トン)
5、窓に使った一枚モノのガラスの大きさが日本一

確かに岩!岩!といった感じで裏にも通路があって、まるで映画に出てくる下水道の中を逃げ回る犯人ような気分です
露天風呂ではないのでちょっと息苦しい気がしますが…

大岩風呂の通路を挟んで反対側にコンクリートの湯壷が4つあってボタンを押すと打たせ湯が落ちてきたり
ジャグジー泡風呂になったり、ジェットバスになったり…と思考が凝らしてありましたが、どれも熱めのお湯なので通過〜
最後に直径2メートルくらいに囲まれた湯壷が水風呂だと発見しました\(^o^)/ワーイ
やはり換気がいいとしても露天風呂でないのに熱めのお風呂は辛いですぅ〜




  

大岩風呂の一番奥に扉があり、そこから露天風呂に出ます
これまたたくさんの岩!岩!岩!上のほうに車が通る道路が見えますが、覗けるような道ではないですね〜
屋根はまったくありませんが岩を積み上げて洞窟のようになっている部分がありますので
雨の日や日差しが強い日はその洞窟に入っていればいいですね(^o^)

写真右が日本一の自然石の灯篭です!こうして私と比較すると大きさが十分わかると思います
でも近くで見ると大雑把すぎて灯篭には見えません(ーー;)
北陸は地震が少ない地域ですが、地震が起きたら…落こってくるのかな???

  

寺尾温泉自体は開湯300年以上ですが、この大岩風呂は平成元年に作ったそうです
露天風呂も大岩風呂とほぼ同じ温度でとても肩まで浸かっていられなくて、すぐにあちこちの岩に腰掛けてしまいました
外来入浴も受け付けず、たった4人のためにこんな大きなお風呂が用意されているなんて
よっぽど湧出量が多くってどこも同じ温度だったからきっと源泉が熱いんだわ〜と思い
仲居さんに「ここの源泉温度は何度ですか?」と聞いたら『17℃で低いんですよ〜だから沸かしてます』との答えにビックリ!

23時までしか入浴できないのは照明の電気代節約のためかな〜って思っていたのにまさか沸かしているとは!
で、「ちょっとお湯が熱いから明日の朝はそんなに燃料使わなくてもいいですよ」と伝えたんですが、朝は夜より熱かったです(>_<")
女性専用内湯で一緒になった60くらいの奥さまもほとんど浸からずにあがっていきました…
内湯は湯壷がひとつしかないから熱いと困るわ〜(〃´o`)=3 フゥ


チェックアウトの時に支配人さんに「こんなに大きなお風呂なのに外来入浴はこれからも受け付けないんですか?」
と聞いたら、『宿泊者も減って来てるから外来入浴OKにしようかと思っているんですが、
男女交代制だからお部屋を借りてもらうというやり方にしないと入れない人が出てくるから迷ってるんです』との答え

で、「今、混浴が流行っているから女性専用タイムはそのままで男性専用タイムを混浴タイムにしたら
全国からドッと押し寄せますよ。こんな大きなお風呂もったいないですよ〜〜」とあおっておきました(笑)
もしいずれ混浴になったら是非一度行ってみてくださいね〜〜圧倒されますっ!



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