混浴の入りやすさ  ★★★★         湯ヶ島温泉◆湯本館◆

静岡県田方郡天城湯ヶ島町湯ヶ島1656-1
泉質 カルシウム・ナトリウム−硫酸塩泉
外来入浴料 800円
効能 神経痛・筋肉痛・疲労回復など
外来時間 午後12時〜午後3時
川端康成が伊豆の踊り子を執筆した伝統あるお宿
湯量豊富な自家源泉が自慢
日本秘湯を守る宿



    

平成16年3月7日(日)一泊二食付き二人一部屋13000円で宿泊
川と露天風呂が見える二階の和室8畳広縁付きのお部屋でトイレ、洗面所はなし
老舗にありがちな黒光りした重厚感もアンティークさもレトロ〜って雰囲気でもないなぁ〜
まぁ〜昔ながらの古い宿って感じでしょうか?
仲居さんも親切で、風呂守と布団敷きと駐車場誘導を兼ねてるこの宿の雰囲気に似合わないような
都会的なオシャレなおじさんも気さくな話し好きで好感触でしたが、女将さん家族はなんか…横暴な感じ(ーー;)

同じ二階に川端康成が伊豆の踊り子を執筆した4畳半の和室がそのまま展示室として保存されています
本の中の文「宿屋へ流してきた踊り子が玄関の板敷きで踊るのを、私は梯子段の中途に腰を下ろして一心に見ていた」
と書かれている文面は、本当にこの湯本館の玄関と階段だそ〜です
廊下に山口百恵主演の伊豆の踊り子のポスターや撮影風景写真が飾られていました

  

お風呂は大理石作りの男女別内湯(写真左は女風呂)と貸切風呂(空いていれば自由に使える)
男性内湯はもっともっと洗い場も浴槽も広くって川が窓から眺められます
100%源泉掛け流しで洗い場にもお湯がドバドバ流れて贅沢な温泉三昧を楽しめました




  

夕食・朝食ともお部屋食
伊豆といえど、中伊豆で海に面していないので舟盛りは出なかったけど
どの料理もウニやナマコなど高級素材をちょこちょこっと加えた、手の込んだお料理でした
名物のしし鍋の残りでおじやにしてもらったので十分お腹が膨れましたぁ〜

朝食は伊豆らしくアジの干物とわさび漬けがお約束のように出ました
生ハム入りサラダがボリュームあって嬉しかったです(^o^)
すっごくしょっ辛い梅干に砂糖が付いてきた???

八寸 刺身4種盛 酢の物いくら乗せ 名物いのしし鍋
あん肝 焼き魚小エビ甘露煮付き ウニ・海老入り茶碗蒸し ご飯セット



    

ロビーを兼ねている休憩室のベランダから外履きサンダルに履き替えて川沿いの露天風呂に移動します
露天風呂は一箇所で混浴といえば混浴ですが、ベランダ出入り口に立て看板があり
「スリッパが脱いであったら他のお客さまが利用中なのでしばらくお待ちください」と書いてあります
グループで行けばもちろん混浴となりますが、実質貸切露天風呂のような扱いで
他のお客さまとバッタリ露天風呂で出会うということはないシステムになっています
外来入浴でも露天風呂利用できますが、先客が居る場合はお宿の方に「しばらく待ってて〜」と言われます
時間制限はないのですが、後からお客さまがいらしたら「早めにあがって〜」と言われます(笑)

男女一緒の脱衣小屋から数段下がったところに露天風呂があるので入浴姿は客室からは見えません
日没後は秘湯を守る宿のちょうちんがほんのり灯る程度なのでムード満点(*^.^*)
川にも簡単に降りれるほど川べりに面していてせせらぎを聞きながらのんびり浸かれます


  

遠くに吊り橋が見えますが、お隣の宿の露天風呂が向こう岸にあって
お宿利用者だけが渡る吊り橋のようで、滅多に人は通ってないのでご安心を〜〜
パッと見は小さく感じた湯壷ですが、4〜5人でちょうどいいくらいの大きさでしょうか?

西伊豆、東伊豆と海岸沿いは冷たい強風が吹きまくっていたけど山に囲まれた湯ヶ島温泉は風もなく
「あぁ〜〜〜極楽ぅ〜」って言葉が自然に出ちゃうほど気持ちよかったです(^o^)
外来入浴者も土日でも少ないようですので(一般的には海が見える露天風呂に行くから)ここは穴場でお薦めかな

  

狩野川沿いの露天風呂は新緑や紅葉の時期はただただそれだけで十分満足できるロケーション
これでもかーーーっ!っていうほど、湯壷から川に温泉が溢れており、湯量が豊富なのが伺えます
湯温もぬるめでちょうど良くってチェックイン直後、夜、夜中と思う存分、浸かってきましたぁ〜
寒くなかったら絶対、朝も浸かってきたと思う!飽きない露天風呂ですね〜お薦め(*^o^*)


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