泥湯温泉
混浴の入りやすさ  ★★★          泥湯温泉◆奥山旅館◆

秋田県湯沢市高松字泥湯沢25
泉質 単純硫黄泉
外来入浴料 500円
効能 高血圧、動脈硬化症、リウマチ、神経痛など
外来時間 午前10時〜午後5時
国道398号から泥湯への分かれ道に看板が出ていて、そこから山の中へ10キロほど…それほどキツい道ではなかったです。
宿泊施設4軒だけのこじんまりとした温泉場ですが、この奥山旅館はどのガイドブックにも載ってる有名なところ。
2回目は冬季限定の三泊六食一万円湯治コースでお泊まりしてきました。



    

11月20日〜4月25日の冬季限定湯治一万円コースで平成16年3月21日〜24日の三泊四日で再泉
前日に電話予約したため、本館が満室で混浴露天風呂がある別館(3室しかない)での宿泊
写真中央が別館の部屋、写真右が本館の部屋(ともに和室6畳テレビ暖房付き)
日本秘湯を守る会の会員宿ですが、格安プランのためスタンプは一個も押してもらえません
タオル・歯ブラシは付きませんが浴衣・丹前・お茶セットが付いて、初日はお布団も敷いてくれました

大人気のこのコースは三ヶ月前から予約を受け入れており、ほぼ毎日満室状態だそうです
一人宿泊の場合は13,000円と若干割増となります(素泊まりプランはありません)
泥湯周辺は冬季閉鎖の道路が多くて、この湯治コースの時期は湯沢市からしか行けません(約40分)
岩手の須川高原経由や宮城の花山村経由、秋の宮温泉郷へわずか13キロの道もすべて閉鎖!!!
もちろん川原毛地獄への道も閉鎖されていて、冬場は観光や温泉巡りの拠点にするには
あまりにも交通の便が悪く、ほとんどの宿泊者は4日間、旅館で過ごします
毎日、午前11時頃に宿の方が各部屋に昼食の注文を取りにきますのでお昼ごはんにもありつけます(^o^)




■一日目の夕食■
鴨鍋・マスの刺身・茶碗蒸し
白身魚と山菜のフライ、ポテトサラダ&オレンジ付き
きのこの煮しめ、きのこの味噌汁、ご飯、漬物
■二日目の朝食■
塩シャケ、山くらげ、菊の花酢漬け
山芋の千切り、白いんげん豆煮
味付け海苔、きのこの味噌汁、ご飯、漬物
■二日目の夕食■
鯉の洗い、鯉の甘煮、水菜ときのこの玉子とじ
なめこのおひたし、見知らぬ山菜
きのこの味噌汁、ご飯、漬物
■三日目の朝食■
焼き魚、シラスの大根おろし和え
なめこの醤油煮、カボチャ煮、納豆
味付け海苔、わかめの味噌汁、ご飯、漬物
■三日目の夕食■
ふきのとうと舞茸の天ぷら、牡蠣鍋
びんちょうまぐろの刺身、イカとエシャロットのぬた
きのこの煮しめ、きのこの味噌汁、ご飯、漬物
■四日目の朝食■
さわらの西京焼き、温泉たまご
春雨の中華風酢の物、あんこ(小豆甘煮)
味付け海苔、豆腐とわかめの味噌汁、ご飯、漬物

夕食5時半、朝食7時半から本館一階大広間でご膳に並べて頂きます
一泊二食付き通常料金9,000円のお客さまとも一緒に食べます
三泊六食一万円といえど、通常宿泊の方と朝食はまったく同じメニューで
夕食も岩魚の塩焼きと鹿刺しと天ぷらなど3品少ない程度で金額に十分過ぎるほど見合う料理!

    

特別料理も当日午後4時くらいまでなら受け付けてくれ
皆瀬牛のフィレステーキ150g3,000円
皆瀬牛の牛刺し1,000円(写真中央)、鹿刺し1,200円(写真右)など肉系も揃っています


    

こじんまりとしたロビーと大広間(暖房バッチリで本館はどこもとても暖かいです)
三日目の夕食には大皿で焼き芋がサービスで出てきました\(^o^)/ワーイ
ロビーでは一杯200円のコーヒーと150円の牛乳も販売しています

この格安プランを聞いた時、ご飯と味噌汁と漬物だけのよっぽど貧相な食事じゃないかと思ったけど
この6食じゃ〜満足も満足!!!!!!何回でも行きたくなってしまいました



  

本館には外来入浴では利用できない混浴内湯の「岩風呂」があります
脱衣場は男女別ですが、湯壷はひとつ(女性専用タイムは朝・夜1時間半ずつあり)
お湯は熱いのですが、天井が高く冬場は寒いので女性は別館女性専用内湯を多く利用しています
別館の脱衣場だけ常にヒーターがかかっていて暖かいので私もほとんど別館利用でした
一昨年の夏は下の段がぬるめだったのに、今回は上の段がぬるめで白濁色もより濃くなっていました



  

別館の男女別内湯のドアから移動できる混浴露天風呂2つ
上下に位置し、お湯の濁り具合が違います
写真右の下の段にある湯壷はとても熱くって浸かれませんでした
内湯ドアから上の露天風呂までの石階段の間はよしずで隔ててあるので移動もし易いですね〜


  

本館横にある男女別露天風呂
内湯、混浴露天風呂とも水で温度調節ができるのですが、ここだけは自然のままで
天候によって温度が相当変わり、一昨年夏は超〜熱かったのが、今回は超〜ぬるかったです(>_<")
そして男女を隔てる塀は一昨年より強化され、ほとんど隙間なしになっていました
それにしても夏と冬では温泉の温度も色も違うものだと妙〜に実感させられました



■ここからは平成14年9月3日のレポートです■

    

写真左は駐車場横にある【足湯】小安峡の足湯が無料なのにここは足湯だけで200円取るそうな…せこい
写真中央は男女別露天風呂の湯小屋(後ろはもう川原毛地獄の一部で岩肌が見えています)
写真右は男女別露天風呂の綺麗〜〜なお湯!別浴といっても大きな岩の間や隙間だらけの塀で丸見え
でもどうせ山側のほうで立ち上がると両方の湯壷がモロに見渡せちゃうんですけどね


    

道路の反対側にある湯小屋の女風呂内湯です。写真左は上の段の小さい湯壷。写真中央は下の段の湯壷。
男女別露天風呂と違いぬるくって助かりました。さらに下の段のほうがぬるくってお勧め(^o^)
写真右は内湯の庭側のドアを開けるとある混浴露天風呂です。若干色は付いていますが、
山側の混浴露天風呂と比べれば薄い色ですね〜〜〜
でもこっちの混浴露天風呂もぬるかったので長く浸かっていられました(^o^)




  

男女別露天風呂はとてもいい色をしていたのですが、お湯の温度が熱くて、熱くて…(T.T)
脱衣場も広くてちゃんと男女別になっています
塀の上にちょこんと屋根が付いてるので炎天下や雨の日も助かりますね〜〜〜〜〜
ここの露天風呂は同じ湯壷に浸かって塀のあっちとこっちで顔を見合わせながらお話ができます
最初はここが混浴露天風呂だと思っていたので岩の間や山側のほうからあっちこっち移動して
混浴のわりには中途半端な作りだなぁ〜と思っていたけど、後で別浴露天風呂と判明〜(笑)
二度目の訪問で隙間だらけの岩の間や塀の部分がよしずや黒板で強化されたのがわかります

別館の男女別内湯に続く混浴露天風呂は湯壷が2つ
丸太からお湯が出ていて風流でしたね〜〜
こちらはみんな木でできた浴槽でへりの木の上で寝転がったりできちゃいます
メインは山側の露天風呂ですから、こっちの混浴露天風呂にはあまり人は居ないと思いますし、
内湯からもすぐですので、タオルだけでスススーーーッと移動できますから是非、挑戦してみてください。
鄙びた温泉では水着もバスタオルも似合いませんよ〜〜V(^0^)


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