混浴の入りやすさ  ★★★         鹿の湯温泉◆かもしか山荘◆

長野県木曽郡大桑村九輪田1200-43
泉質 単純二酸化炭素冷鉱泉
外来入浴料 500円
効能 貧血・婦人病心臓病・胃腸病など
外来時間 不定期要確認(電話:0264-55-3422)
南信州、木曽御岳山の山麓、標高830Mにある一軒宿
昔、傷ついた鹿が浸かっていたのを見て分析したところ各種の病に効く冷鉱泉とわかり、宿から3キロ上流から源泉を引いている
山の幸をふんだんに使ったオリジナリティ溢れる料理は絶品!




    

宿泊客重視と源泉9℃の沸かし湯のため、なかなか日帰り入浴ができないという情報で
平成16年8月6日(金)にお泊まりで訪れました
国道19号併走の中央西線「大桑駅」から南の山へ向かって約15分ほどの閑静な一軒宿
ナビでは大桑駅から5分ほどで「マーク周辺です♪音声案内終了します♪」と
終わってしまうのでこのまま進んでいいのかすっごく不安になりますがひたすら進みましょう〜

標高830Mで結構くねくねを山の中を進んだ…という感覚で冬季閉鎖の宿かな?と思ったけど
除雪車が通るので通年営業されています(冬場はコタツが用意されています)
開業は昭和46年で玄関左側の新館(平成4年増築)が宿泊のお部屋でした
エアコン、金庫、冷蔵庫はなくトイレ・洗面所は廊下の共同スペースを利用します
テレビはありますが、携帯は圏外です(^^;;仕事から完璧に逃れたい方にはいいかな

一泊二食の基本料金は9,500円or10,500円(季節・曜日によって違うらしい)
正月・お盆の特別期間や一人客は若干高い割増になるそうですのでお電話で確認してみてくださいね〜
家族で経営されてますが接客に全面的に出てらっしゃる美人女将がこれまた親切!
よくこんな山奥に素敵な女将さんが居たもんだ〜と女将さん目当てのリピーターも多そう(*^o^*)




  

なんといっても超〜感動したのが華やかで見て美味しそう〜食べて美味しい〜〜っていう晩ご飯!
「山荘」という名前から料理には期待していなかっただけに嬉しい誤算(^o^)
器といい、盛り付けといい、素材といい、工夫を凝らした数々の料理は高級料亭かホテル並み〜〜
食事時間はチト早過ぎる5時半でロビー横の広間で頂きます
朝食は同じ広間で7時半から8時半の間に頂きます
朝食はごく一般的な温泉宿のメニューでしたが、やはり山菜が主ですね〜白ご飯が美味しかったです♪


手作りゴマ豆腐 ミニかぼちゃプッチーニの
グラタン、ブロッコリー乗せ
鴨肉のスライス
季節のサラダ付き
川鱒の刺身
岩魚の焼き物 茄子の揚げ出し 長いもの蒸し物 季節の天婦羅
具たくさんの鴨鍋 ご飯&みょうがの味噌汁 デザートの杏仁豆腐 地元西尾酒造の冷酒

ちゃんと指定時間の5時半に席につけば、ほとんど暖かく食べることができます
「山荘」とか「民宿」といった名前の付いた宿にありがちな3時頃から作っているのとは違い
手の込んだ料理なのにほぼ直前に作ったものばかりが並べられていて食材の説明もちゃんとあります
特に自家製胡麻豆腐は固めてないトロトロの不思議な食感!

初めて目にした西洋ミニかぼちゃ“プッチーニ”を器にしたグラタンはかぼちゃの皮丸ごと食べれる絶品!
天婦羅も揚げたてを出してくれて、何種類もの木曽ならではのこの季節の食材がたっぷり(^o^)
こんなに料理があるのにケチらず炊きたての真っ白がご飯がおひつにどっさり盛ってあり
美味しいおかずにご飯が進んで、進んで、最後には生卵(25円)を貰って鴨鍋で雑炊を作ったら
これまたい〜い味が出ててすっごく美味しかったですっ!

デザートの杏仁豆腐だけが市販品だろうな〜と思うほど、料理に手をかけた素晴らしいお宿でしたね〜
同じ大桑町にある蔵元・西尾酒造の“なま酒かけはし”もお料理に合ってイケるそうです
夏野菜をふんだんに使った美味しいお料理を食べて、四季折々の食材を使った工夫された料理を
また食べに全季節にお泊まりに行きたいな〜って思いました




  

内湯はロビー奥に男女別の小さめの檜風呂があり、利用時間は午前7時〜午後9時
脱衣場も簡素で棚に脱衣カゴがあるだけで洗面所スペースやドライヤー、化粧水といった類は一切ありません
沸かし湯のため、冷めないように常に木の蓋がしてあり、外したり元に戻したりがちょっと面倒かな(^^;;
常にかけ流しではなく、人が浸かって溢れた分だけ熱い鉱泉が注がれるシステム
でも結構の湯量が出るので綺麗に保たれています

利用時間が夜9時というのは難点ですが、優しい女将さんにお願いすれば少々の時間延長も可能
二人程度しか入れない深めの浴槽なので満室の時はのんびりゆっくり浸かれないかも…




    

混浴露天風呂は宿からでて80mほど下にさがったところに緑に囲まれログハウス風にあります
階段を5段ほど降りて、写真中央の黒い網が張ってある扉の針金を外して中に入ります

広い岩風呂で湯壷全体に屋根が被っているので雨の時も陽射しの強い時も安心(^o^)
露天風呂の横が脱衣小屋で男女一緒でこれまた脱衣カゴだけが置いてある簡単な脱衣場です
混浴露天風呂利用時間も内湯と同じく午前7時から午後9時までで、しかも11月〜4月は冬季閉鎖です(>.<)

  

午後4時にチェックインして「まだ露天風呂は冷たいかも知れません…」と
女将さんが申し訳なさそうにおっしゃっていたけど、ぬるいほうがいい〜とさっそく露天風呂へGO!
でも入口がわからずもたもたしてたり、写真を撮ってたりしていざ裸になって湯壷に入ったら…
もう熱いっ!早ぁ〜!でも写真左のようにじゃんじゃん水を注入して温度調節ができるからC=(^◇^ ; ホッ!


  

でも夏場はアブが多くて残念ながら静かで広々とした露天風呂なのにゆっくりできませんでした。。゛(/><)/
露天風呂の回りにはモミジの木がたくさんあったので紅葉に時期にまた来たいなぁ〜
本当のいい雰囲気の露天風呂でアブがいない時期を選べばのんびりできそうですっごくお薦め〜〜
露天風呂はここひとつしかなくて、女性専用タイムも設けてないし、外来入浴もあまり受け入れてないので
女性も入りやすいと思います…というかほとんど貸切状態になるかもね〜

このホームページを見てかもしか山荘に興味を持たれた方、お泊まりに行かれた方、
「かもしか友の会」を作りましたので(ロゴ作成=神奈川のやすさん)掲示板で報告しあいましょう〜
いつか、かもしか山荘で交流会をしたいものですね(^o^)






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