混浴の入りやすさ  ★★           黒川温泉◆山の宿 新明館◆

熊本県阿蘇郡南小国町
泉質 ナトリウム−塩化物・硫酸塩温泉
外来入浴料 500円
効能 リウマチ・神経痛・皮膚病など
外来時間 午前8時半〜午後9時
黒川温泉中心部にある黒川を代表する秘湯を守る会の宿
洞窟風呂が珍しいお風呂自慢、接客姿勢が良くサービス満点




    

黒とからし色を基調としたレトロな雰囲気の新明館
平成16年1月24日(土)に一泊二食付き15,000円でお泊まりしました
川に架かる橋を渡ると「日本秘湯を守る会」のちょうちんがお出迎えしてくれます
ロビーはこじんまりとしているけど囲炉裏のある素敵な空間


    

お部屋は二階の6畳の和室にこれまたアンティークなイメージに合った応接3点セットと洗面所がある広縁付き
真下に川が流れていて前日泊まった山河よりずっと狭いけどずっと好き(^o^)
客室案内のお若い女性の方がとても丁寧に接客、説明をしてくださいました
また、さすが新明館!と思ったのは朝の冷え込みで車のフロントガラスが凍って真っ白にならないように
係のおじさんが到着後、フロントガラスに凍結防止の保温シートのようなものを被せてくれたこと
由布院や長野・角間温泉に泊まった時、フロントガラスが凍って水筒のお湯をかけて溶かした苦労があったので
冷え込みのキツい山間部にあるお宿のサービスとしてはとてもありがたかったです


  

薄水色の浴衣に他とはちょっと違う半纏
袖が五分丈で、裾の長さも膝くらい
珍しいのでお部屋の前の廊下とロビーの囲炉裏の前でパシャリ!
トイレで使われていた木製のスリッパというか、サンダルというか…足裏が当たる部分が
ぼよんぼよんしてて超〜履き心地が良かったので売店で買っちゃいましたぁ〜



  

夕食はお部屋で、朝食は一階大広間で頂きました
会席料理と炉端串焼き料理と2タイプあり、残念ながら囲炉裏の食事処「庄屋」が
満席のため、15,000円の会席料理となりましたが、味も見た目もとっても満足いくものでした

朝食には新明館手作りの『柚子こしょう=緑』が出て、これがツーンと辛くて旨いっ!
お持ち帰りとして販売もしているそうです
また、小国ジャージー牛乳が出て、これまた嬉しい〜〜〜(^o^)

山ぶどうの食前酒 八寸 鍋焼うどん 馬刺し
ぜんまいの煮物 刺身こんにゃく 煮物 山芋のいくら乗せ
天婦羅 大きな茶碗蒸し 子持ち鮎の塩焼 骨付きスペアリブ
ご飯セット デザート 小粋な一輪挿し 朝のコーヒーサービス

担当の仲居さんが暖かい料理を運んでは、詳しく説明をしてくれ尚更美味しく頂けました
お布団を敷いてくれた後に、客室玄関に膝まついで「では、おやすみなさいませ」と
スリッパをちゃんと揃えてくれて、前日泊まった山河と比べて超〜関心!
また、部屋にあったアンケートに「モーニングコーヒーのサービスがあったらいいな」と書いたら
ご希望のお客さまにはロビーの囲炉裏でお出ししておりますのでお声をかけてくださいと嬉しいお言葉(^o^)
この新明館が黒川温泉をここまで全国区にしただけあって何度も泊まりたいと思うような
細かな心遣いとサービス満点のお宿でしたぁ〜




  

お風呂は全部で6種類あります
建物裏の階段を登っていったところに女性専用露天風呂「風の湯」
こちらは日帰り湯巡り手形では利用できなく、宿泊者のみとなります

館内に男女別の内湯
山河と違って脱衣場も浴槽内も暖かく、カラン・シャワーもあり、ここでシャンプーしました
黒川温泉ではどこの宿も環境に優しく…とお揃いの自然せっけんシャンプーが置かれています


    

本館の左奥に洞窟風呂、貸切風呂、混浴露天風呂が集まっています
「この遊歩道はにわとり優先です」という看板通り、にわとりが散歩していました
囲炉裏の休憩所や飲泉所や昔ながらの釜炊所など目を奪われるレトロな雰囲気満点


  

女性専用洞窟風呂と混浴洞窟風呂の「穴風呂」
館主が手作りで年月をかけて掘ったという洞窟風呂は新明館のウリでもあるけど
天然サウナ状態で熱気がこもり、長湯はできませんでしたが、ちょっと探検気分で面白かったです



  

一番奥に有名な混浴露天風呂「岩戸風呂」があります
手持ちのガイドブックの写真に憧れて同じ角度で撮ろうと思ったけど…???
( ̄ー ̄?).....??アレ??どうしても邪魔になるものが…どうアングルを変えても邪魔なものが…
まるで高架下にいるようなぶっといコンクリートの支柱が立っているではないかっ!
なんでも山崩れや岩が落ちてくる危険があるそうで数年前に危険防止のために作られたらしい…
それでも露天風呂回りの赤茶けた色はやっぱりいいな〜


  

写真左に写っているのが脱衣小屋…男女一緒で、女性専用洞窟風呂からも距離があるので
ここで着替えるしかないようで、混浴慣れしていない女性にとったら辛いかも知れません
宿泊者も多く、湯巡り手形利用者もとても多いので必ず他の男性客と一緒になるようです


うたせ湯の部分は瓦葺の屋根になっていてやっぱり黒川一風情があるな〜
さらに奥の方にも東屋風の屋根があり、雨雪の日も安心(^o^)
源泉の熱い投入口は山河と違って奥のほうにあるため、露天風呂入り口はぬるめで
すぐに肩まで浸かれるから嬉しい配慮ですね〜


  

露天風呂に浸かっていると川向こうで散策する人が気になるけど
チェックアウト後、川向こうから見ると露天風呂に浸かっている人は見えません
こうやって見ると危険防止のコンクリートは目立ちますね〜
真上の星空も見えないくらいド〜〜ンと囲ってありますね(ーー;)
でもでも浸かっているとコンクリートの天井は遥か彼方高いところにあってほとんど気になりません
新明館は外来入浴するより、お泊まりする価値ありですっ!超〜お薦め(^o^)

また、「山みず木」は新明館の姉妹館であるため、宿泊したら無料で外来入浴ができます
その説明を受けた時に「Σ('◇'*)エェッ!?さっき山みず木に湯巡り手形で入ってきちゃった!」って言うと
手形にシールを一枚貼ってくれて、別のもう一軒に利用できるようしてくださいました
「山みず木」の露天風呂も素敵ですので、是非セットで温泉三昧してみてくださいね〜


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