知内市街から12キロほど行った、「ユートピア和楽園」の手前(約500m)の分岐を右折 写真左は見にくいけど【↑1キロ先通行止め→木古内】と書いてあります 通行止めの方へ進むとツラツラ川に架かる【湯の元橋】がありますが橋は渡っては行き過ぎです その橋の手前200mほどを左折します…車が3台ほど停められてUターンできる広さの所で車を置いて歩きます バイクなら野天風呂の近くまで行けるかも知れないけど土砂崩れが多い道だそうで 今回訪れた平成15年8月24日(日曜日)も途中土砂崩れがおきていて歩きオンリーでしか行けません 角々した石ころが山道いっぱいに転がっていてとっても歩き辛かったです 途中、木は倒れているは道は細くなるは…え〜〜〜んって状態…(それでも人が歩いた形跡のある道) 写真真ん中の苔が生えたような二本の木があるうっそうと生い茂ったこれこそ獣道だろ〜〜てなところを 滑りそう落ちそうになりながら熊笹の大群に足を踏み入れて沢の方へ降りていきます ちょろちょとと水が流れていて、そこにグラグラするような丸太の木の上をオットット〜〜と渡り… わ〜〜い!露天風呂が見えたぁ〜\(^o^)/と思ったのはホンの一瞬 ウッ…こ、こ、これが「お・ふ・ろ」??????入りたくねぇぇぇ〜〜〜〜〜〜〜グスン(>_<) 源泉は48℃と熱いので写真左のようにタオルを突っ込んで熱いお湯が湯壷に入ってこないようにします そして虫取り網を使って浴槽に浮いている虫や枯葉など浮遊物を取り除きます さらに排湯用の木の枠(蓋ともいう)を上にあげて排湯口より高いお湯を一気に流し出します 秘湯愛好家が元々用意してある備え付けのポリタンクの水を入れて温度を低く調節します まず2つ分を入れている間に裸になったのですが、まだ熱くて入れないので3個目の水を入れています
もうお湯に肌も慣れてきたからお水はいいよ〜とVサイン 最初はちょっと動くだけでも熱ぅ〜〜〜だったけど、源泉投入口のほうまで移動できました 「温泉に浸かっているぅ〜〜」「あぁ〜〜極楽ぅ〜〜」なんて気持ちは全く浮かびませんでした… 「普通の人は入らんやろな〜」とか、「取材やからここまで来た以上は浸からんとな〜」という気持ちだけで^^ 浸かったぞ!って証拠写真を撮ったらさっさとあがりました… それにアブもブンブン飛んでいたんですぅ〜〜追っ払っても追っ払っても頭のあたりにブンブン(>_<) ここの露天風呂はサバイバル系がお好きな方だけにお薦めします… 浸かるのにも時間が掛かったけど、大変だったのは浸かった後! 源泉を止めてあったタオルを取ると一気に赤茶色のお湯がドバババァァァ〜〜〜 そして次に浸かる方へのマナーとして空っぽになった4つのタンクに水を溜めないといけません 沢の水を竹ホースと傾斜を利用して水を汲むのですが、竹ホースが中で詰まっていて水が流れてきません(>_<) ここで私も写真撮影はやめて、水の多い場所で洗面器に汲んではポリタンクに入れ…という作業を 一生懸命やりましたっ!みなさんも、もしこのような野天風呂へ行かれたら自分だけでなく 次の方のことも考えてちゃんとルールを守って入浴しましょうね〜〜 |
さてさて、「営林署の湯」からまた元の立派な舗装道路へといったん戻ります 【湯の元橋】の反対側へホンのわずか車を走らせてまた同じ山のほうへと入ります(右折になるかな?) この山道はさっきの道よりひどいです(>_<)車乗り入れて戻ってこれるのぉ〜と不安になる道… 一応、タイヤの跡はあるけど2本のタイヤの跡の真ん中はごっぽり割れ落ちている… ハンドル操作間違ったら自力では持ち上がらないようなすごい割れ目がありました それに笹が道路幅を覆うように伸びていてフロントガラスは葉っぱのカーテンの中を進むような具合… 横の車体にバサァ〜ビシィ〜って激しく当たる音はするし、車底にゴツンゴツンと当たるし… 車体の高い車意外は絶対に無理ですので舗装道で車を降りて歩いて行ってね その内、唯一写真中央のように枝分かれした場所に出てきます ここに車を置いて「営林署の湯」よりさらに凄い草ぼうぼうのところを降りています (ちなみに車を置いたところへ戻ってきてからUターンするのも一苦労です) もう〜〜この先に本当に野天風呂があるのぉ〜と思うくらい 全く人が踏み込んだ形跡のないような傾斜をひたすら降りていきます \(◎o◎)/!あっ!見えたっ!あれね〜あれ、あれ、あれがお風呂なのね〜〜と感無量! でも…すっごい下は谷じゃん!崖じゃん!滑って転がり落ちたら死にます(ーー;)
もし、熱すぎて入浴できなかったら、ずっと下の川まで何往復もバケツリレーをしないといけないそうで ゾッとしていたのですが、前日の雨のおかげで手を突っ込んだら適温!\(^o^)/ 即効、ちゃっぽんしてVサインでにっこりポ〜〜〜ズ!! ところが、ところが…ギャァァァ〜〜アブよ〜〜〜〜〜〜〜アブ 追い払ってぇぇ〜〜叩き殺してぇぇぇぇ〜〜とハエ叩きがここでも大活躍! こんな山の奥は夏場しか来れないだろうけど、夏だとやはり北海道でもアブ攻撃がありますので要注意! それにしても回りにいろいろ散らばっているなぁ〜ポリバスも汚れているし… 風呂椅子、洗面器、ポリタンク、発砲スチール箱、すのこ、バケツ… でも温泉の湧出口から出てくる源泉の綺麗なこと、綺麗なこと(^o^)営林署の湯よりこっちの湯のほうが 絶対にお薦め〜〜〜…って書いても辿り着ける人いるかな???
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知内温泉「ユートピア和楽園」にはフロントから左手に上の湯と、右手に下の湯と男女別の内湯2箇所あって どれも大量の自然湧出の源泉かけ流しでお湯は薄茶色く濁っていてツルツル感のある温泉です 日帰り入浴者は混浴露天風呂を含めて移動のたびに服を着ないといけないので 簡単な軽装でOKな夏が手頃でしょう…お泊りなら浴衣移動できるから楽ですね 下の湯からさらにトコトコ移動して館内から露天風呂へ出る勝手口がありました 雨、雪でも大丈夫なように全面アクリル板で覆われていました でもいったん外に出る感じです…ザーザー降りだったら躊躇しそうですね(笑) 混浴露天風呂の脱衣場は特に囲いもなく写真右のように木を渡しただけの簡素なもの 写真左が館内から露天風呂へ行く通路の切れ目で、しっかりメイン道路も見えます 女性は脱衣場の裏側で着替えるといいでしょう(写真右) 露天風呂には屋根が付いてますので雨・雪の日でも安心ですね(^o^)
内湯より濃い色に感じられました 溢れ出しているお湯の量も半端じゃないくらい多いです 若干、熱かったので備え付けのホースで水をジャンジャン入れてぬる〜くしちゃいました 遠目の画像とアップの画像を2枚並べてご紹介しまぁ〜す!お湯が溢れ出しているのがわかると思います 実は、知内温泉巡りの際、先にユートピア和楽園に行って…それから野天風呂へ…という 計画だったのですが、野天風呂は洗い場がないのと歩いて汗をかきそうだったので 「先に野天風呂へ行って、綺麗に洗い流すために後からユートピア和楽園に行きたい」と 変更してもらったのですが、こうして↑の野天風呂と比べて最後にここに来てよかったぁ〜ホッ(●^o^●) |