混浴の入りやすさ  ★★★★★          カムイワッカ◆湯の滝◆

北海道斜里郡斜里町
泉質 酸性泉
外来入浴料 無料
効能 病気が治るどころか筋肉痛&怪我します
外来時間 陽が昇っている間
斜里町ウトロを北上し知床五湖へ行く途中右折してダート道を20分程走ると川全体が酸性の温泉になっているカムイワッカ湯の滝があります。完全防備して足腰に自信のある方だけにお薦め
冬季閉鎖 



登りながら安物のアクアシューズがツルッズルッって滑って
降りる時、怖いなぁ〜バヤいなぁ〜と思っていたら
案の定、約10mもある崖から滝壺に落ちました(>o<")
みなさんも十分注意してください

今回は温泉紹介でなく崖から滑り落ちたことを
前提に実況中継させて頂きます(・・,)グスン



    

カムイワッカに訪れたのは平成15年8月26日火曜日の午前8時半
カムイワッカ橋の先が広めの道となっていて既にたくさんの車が駐車してありました
夏休みはたいへん混むため一般車両の乗り入れができず
「知床自然センター」駐車場に車を置いて、シャトルバスに乗り替えなければなりません
今年は7月23日〜8月20日の23日間が車両通行止めになっていました
バスの運賃は往復1,180円(詳しくはこちらのページを
山側を見るとw( ̄o ̄)w オオー!すでに滝じゃん!海側を見るとヽ(*'0'*)ツ ワァオォ!!オホーツク海!

  

車の脇でカムイワッカ用の服にお着替え&アクアシューズ(999円)に履き替えました
タンクトップ型とショーツとフリフリミニスカートの3点セットの水着(999円)に
長袖のTシャツと足首まであるスパッツを着て、両手が使えるようにリュックをしょって
デジカメも専用袋に入れて首からぶら下げて準備完了〜〜〜


    

あっ\(◎o◎)/!すみません!リュックですが、お姉さんは危なっかしい…とのことで
一度カムイワッカに挑戦した経験がある地元の女性カメラマンせんちゃんにしょってもらったのでした
私を撮るのは私のSONYのデジカメ、風景を撮るのが金沢の知人から借りてきた富士のデジカメと
使い分けて登頂記録を残していきました
登り始めは緩やかで温泉の温度もそれほど熱くはありません(ほんのり暖かい程度)
時々湯溜まりがあって浸かれるような箇所もありましたがスパッツのまま深みに入って行くと
グッショリ重たく肌に張り付く嫌〜〜な感じがします(ーー;)


      


      

大きな岩がゴロゴロ…酸性湯なので岩まで青く変色していました
お湯の温度は段々と熱くなってきましたが、アッチアッチィ〜とまではいきません
裸足にスポーツサンダルでも十分登れる程度の適温でしたね〜

岩によっこらしょと捕まりながら登らないといけない箇所もあったり
どこに足を掛けるのぉ〜と悩むような箇所もありました
どちらかというとお湯が流れている所のほうが滑りませんでした
それでもケチって999円の安物のアクアシューズを買っていったので横すべりをよくおこしていました(>o<")
危険で登るのが難しい箇所ほど真剣になって画像は撮れていません
約30分で訪れた人のほとんどが服を脱いで水着で浸かるという大きくて深い滝壺に到着しました



運命の分かれ道となった
安物のアクアシューズ
松任アピタ横のスポーツ専門店で購入



  

\(^O^)/ヤッターと長袖Tシャツとスパッツを脱ぎ捨ててにっこりVサイン!
この後、起こることにこの時は予想だにせずキャッキャと喜んでいました
まずは水着のまま、どれくらいの深さがあるかちゃぽちゃぽ〜〜と滝壺に入っていきました
この時の先客は老若男女合わせて6人くらい(落ちた時は20人くらいに増えていました)


      

足の届かない深〜〜いところもあり、カエル泳ぎで往復
この後、またこの滝壺で髪の毛びっしょり濡らして泳ぐことになるとは…


      

温泉と名の付いたところは例え観光名所でも温泉タオル一丁で浸かるんだぁぁぁ〜〜という
取材魂のもと、水着を脱いで裸になって滝壺にちゃっぽんしました
滝壺の下流部分に湯の川になった傾斜部分があり、そこでごろ〜んごろりんと写真撮影

おっとっと…結構、滝の流れが早くってコロコロ〜〜っと流されてしまいました

  

またまた立ち直ってにっこりVサイン!
この滝壺の上の崖がすごい急斜面で垂直に切り立っているという感じ…
登りより下りのほうが大変と聞いてはいましたが、女性温泉サイトでさらにこの上の紹介をしているページが
あまりないのでサバイバル系としては「登らんでどうするぅぅぅ〜〜」と
後先考えずにズクズクの水着、Tシャツ、スパッツをもう一度着込んで登り始めることに…
滝壺の右側になんとかつま先が引っかかる岩を探してお猿さんのように登りました

でもたった2メートル登っただけで「こりゃ〜降りれないかもしれない(ーー;)」と後悔しましたが
その2メートルも降りるに降りれない状態でまだ先へと登ったほうがマシだわ〜と登り続けることに
高所恐怖症ではありませんが、時々滝壺を見下ろしながら「ヘリコプター救出劇」を頭に描いていました




      

急な斜面を登りきると今までよりさらにごっつい岩がゴロゴロ
あちこちで白い湯気があがっていてお湯の色も更に綺麗なエメラルドグリーン(^o^)


  

一つ目の滝壺から約10分で二つ目の滝壺に到着しました
下と同じくまずは水着で深さチェ〜〜〜ック!


      

ここも足の着かない深い箇所があり、カエル泳ぎで一往復
縦に長いといった滝壺でお湯の温度も下よりは若干熱めでしたが温泉感覚としては適温でした


  

大学生らしき4人グループがいましたが、またまた水着を脱いで温泉タオル一丁に!
この滝壺もほぼ垂直に切り立った岩の壁ですが、その先は浸かるような滝壺がないとのことで
ここを最終目的として撮影開始〜〜〜〜!(^^)!


    

滝壺の下流部分でポーズを取っていたら大切な温泉タオルが流されてしまいました(>o<")
あれ〜〜と叫びながらタオルに手を伸ばしたけどどんどん流されていって
下の方の湯溜まりでプカプカ(写真中央)
お尻座りしながらズルズルと降りて行って無事、温泉タオルを回収してきました


  

カムイワッカでにっこりしていた最後の画像です(この後悲劇が待ち受けているとも知らずに)
下りは想像通り、とても険しくすべての荷物を女性カメラマンせんちゃんにお任せして降りることに…
難所である例の第一滝壺の上でせんちゃんが「そっちは滑るからこっちにおいで〜」と声を掛けてくれたけど
登りでお湯が流れているほうが滑らなかったという記憶で登ってきた経路とは反対側(下の滝壺から見て向かって左)へ
ほぼ滝壺の真上を四つん這いになった状態で進もうとしていたら
つま先を引っ掛ける箇所もなく、前にも後にも動けなく固まってしまいました(>o<")
なんとかまず一歩を踏み出さないとぉ〜とそーーっと左足を真横に出したとたん
ツルッ!
\(>o<)/ギャー!助けてぇぇぇ〜〜
ざっぽ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!
見事に滝壺にダイビングしてしまいました
まるでスローモーションのようにその時のことは鮮明に覚えています
すごい悲鳴と共に岩肌に右手を擦りながら滑り落ちて、あまりの高さに湯底に足を打ち付けたら
複雑骨折だろうな〜と考えながら目を開けたら、まだ水中の中でした…
足が底に着くまでに身体が浮き上がり水中でカエル泳ぎを3回して水面に顔を出して
さらに5回ほどカエル泳ぎをして縁の岩にガシッと両手で掴みました
ギャラリー20人ほどの全員が心配そうに「怪我は?」「大丈夫?」と駆け寄って声を掛けてくれましたが
私の第一声は
「誰かこの決定的瞬間をデジカメで撮った方はいませんかっ!」

\(>o<)/ギャー!

入口でわらじが500円でレンタルされてます
安物を買うくらいならわらじを借りましょう
ただし、付け根の部分で靴擦れを起こすそうなので厚手の靴下の上に履いたほうがいいです

怪我のほうは岩壁で擦った傷が右の肘から手首にかけてズズズ〜〜と赤くなっていました
翌日は青アザに変化してちょっと痛々しい感じに(>.<)
約10日ほどで青アザも擦り傷も治り、めでたしめでたしですが
落ちた箇所があと1mずれていたら滝壺でなく岩の上に撃墜で恐らく救急車出動騒ぎになっていたかも…
本当に本当にこれからカムイワッカに行かれる方はご注意くださいね〜
最初の滝壺で引き返したほうがいいと思います(ーー;)


<HOME>