宿の分類では民宿となっていたので、地図で場所確認して行ったのに栃尾温泉のようなモロ民宿的建物と思いこみ お洒落な「小さなお宿 むらせ」の外観に見過ごしてしまい通過(^^;; ペンションほどお城、お城した感じでもなく新興住宅地にあるような一般家庭のような建物でした 玄関も一般家庭のようですが、むらせの奥様がリースやポプリ作りが趣味のようで綺麗に飾り付けられていました でも雪山のお宿らしく玄関には雪ん子の羽織るワラの合羽やわらの長靴、わらの笠などが並んでいて奥飛騨っぽい! お部屋はありがたいことにコタツ!絨毯敷きに出窓とやはりお部屋もペンションみたいでした また写真右のように一階の食堂には上品なワイングラスやコーヒーカップそしてドライフラワーやリースが並んでいました 品のいいご夫婦お二人だけで経営しているおもてなしのサービス満点のお宿です 食堂の壁には宿泊者からのお礼のハガキや手紙が貼ってありましたが、なるほど納得のお宿ですね〜 タオルや歯ブラシは用意されていませんでしたが、寝巻きが浴衣でなくご覧のような作務衣! 暖炉と囲炉裏があってお宿の窓の近くまで人懐っこいキツネが遊びに来ていました この食堂&ロビーは午後の10時まで自由に使えます
晩ご飯は午後6時から(30分前後くらいなら融通は聞くそうです) 8,000円の宿泊費なのであまり期待していませんでしたが、まずは奥様お手製の木苺の食前酒が振舞われました 奥飛騨の山あいのお宿らしく山菜やきのこがメインの小鉢や八寸と岩魚の桜蒸し さらに揚げたての5種類の天婦羅(しめじ、まいたけ、エンリギ、えのき、ふきのとう)と一人に一匹の岩魚の刺身! 丸々一匹の岩魚の刺身が8,000円の料金で出るとはビックリ!感激〜〜! そして囲炉裏でじっくりと焼かれた岩魚の塩焼きは頭まで食べられる絶品のお味(^o^) これで終わりだろうな〜と思いきや、なんとなんと最後の〆に飛騨牛の霜降りの網焼きが出てきて、も〜感動!! みょうがの酢漬けが乗ったあつあつご飯もとっても美味しかったです(お替りにはみょうがなし) 朝ご飯は7時半から 奥飛騨名物の朴葉みそに温泉たまごに鮭の塩焼き、山ぶどうのシロップ漬けなどが出ました 民宿系は食器が普段使いのものを利用しているところが多いですが、ここはとにかく食器に凝っていて高級料亭みたいでした コレクションのように棚に飾ってあるコーヒーカップがあまりに素敵なので食後のコーヒー(300円)を注文して それぞれ気にいったコーヒーカップで朝のゆったりとしたひと時を過ごしました 宿泊塔とは別に駐車場の敷地に写真左のような混浴露天風呂の湯小屋が建っています 脱衣場も一箇所で藤のカゴが3つ置いてありました 別々のグループの場合は写真左の右側にある巣箱のような木の箱の紐を引っ張って電気を付けて下さいとのことでした 電気が付いていたら入浴中ですよ〜という合図らしいです 6人集まらなくて全館貸切にならなくても露天風呂を貸切ることができるので、ご安心ください 収容人数が14人の小規模なお宿ながらご主人手作りの岩の露天風呂は広さ十分! 湯壷の真ん中に大きな岩とその上に丸くてちっこい石が乗っかっていました この岩が実質上男女を隔てるようにもなっていて入り易い混浴露天風呂といえるでしょう 露天風呂の下は深い谷になっているので、覗きにあうことは絶対にありません 中尾高原でもこのように山の端っこに建っているお宿は少ないので絶好のポイントです(^o^) 混浴露天風呂は24時間入浴可でが、内湯は午後11時から午前6時まではクローズです 大理石(黒みかげ?)の浴槽で縁部分が檜作りの小さなお風呂場でしたが高級感があります 露天風呂の先はもう崖で遮るものはなく北アルプスの雪山が望めて最高のロケーションです お湯の温度は高め(ーー;)水の蛇口&ホースが見つからなくて薄めることもできず 源泉が流れ出している筒を崖のほうに出して外気温でお湯の温度が冷めるようにしました きっとどっかに水の蛇口があるんでしょうけど… 平成16年8月15日(日)にもう一度、お泊まりに行きました お盆でも一泊二食8,000円でこのお料理はやっぱり魅力的です 他に6人グループ、女性2人組と一緒でしたが、リビングでの食事はやはり気分的に窮屈かな? ここはやっぱり身内(同グループ)で全館貸しきって利用したいところです |